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のぅは魚になっても泳げない

泳げない日々の記録

死ぬまでに

 

その人、これをツイートした頃からぱったりと来なくなりました。寂しい。

 

昨日は七年前に自殺した人が書いていたブログを読んでいました。その人は死ぬ日をずっと前から決めていて、「死ぬまであと○○日」ってカウントダウンしながら日記を書いていました。よく旅行に行ったり写真を撮ったりしていて、死ぬ1週間くらい前にもどこかに旅行してました。ずうっと最初から読んでいって、だんだんその人の死ぬ日が近づいてきて、そのたびに「死なないで、死なないで」って思ってしまい、声にも出していました。その人は今はもう死んでいるし、今更死なないでと思っても意味ないし、その人が生きていても死んでいてもわたしの人生には少しも影響しないのに、それでも死んで欲しくないと思ってしまいました。どうしてかはたくさん考えたけど分かりません。そう思うことが正しいのか正しくないのか、良いことなのか悪いことなのかも分かりません。

 

わたしは死んだらいけない理由も生きる意味も分からないし、これからも分かることはないと思うけど、だけど、せめて、死ぬ前にはオーロラをみたいし、スカイダイビングもしたいし、次はちゃんと計画を立ててもう一度一人旅もしたいし、夕暮れ時の団地を歩きたいし、あたしンちのDVDを全部借りて全部見たいし、夜が明ける過程をしっかり眺めていたいし、一度コミティアにも行ってみたいし、ちゃんと一日中ぼーっとして、午後の居間の光を、雑草を、車の排気ガスを、憂鬱を、鳥を、隅っこの埃を、この世の全部を愛おしく思いたいし、たっかいチョコレートも食べたいし、それに、好きかどうかよく分からないけどもしかしたら好きだったかもしれない人に、好きかどうかよく分からないけどもしかしたら好きだったかもしれないということを伝えて、その日だけは完全な好きにしていたい。

そして二人でちゃんとぼーっとして、その後ドライブに行きたい。音楽は流さない。あんまり話しもしないで、窓から顔を出して、髪が風でびゅんびゅんなって、笑って、笑い声は風にかき消されて、ただめっちゃ笑顔になっている人になりたい。そして、山に行って、星を見て、この世の全部を愛おしく思って、人間が大好きになってしまって、そうして、死にたい。